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結論からいうと、がっかりさせられる内容でした。
私も海外向け通販をやりたいと思っていたので、書店でこの本を見つけたときは、同じ事を考えてすでに実現した人のノウハウを少しでも学びたいと思って購入しました。
内容的に2つの部分にわけられます。量的に3分の1くらいをしめる前半は、この「世界通販」というサイトの紹介です。創業者(女性)の思いと、ECサイトとしていかに「ユニーク」であるかが繰り返し解説されています。たしかに、海外のブログユーザーを「販売員」として使う多言語販売という方式は、よく考えたと思います。ただ、多言語ECサイトはこの本が力説するほどユニークなものはないですし、ブログやSNSを使うから「通販2.0」なのか、疑問が深まっていきます。何よりもこの本の著者はこのサイトの経営サイドの人ではなく、サイトのバックエンドシステムを販売する会社の人間ということらしいので、「世界通販」の商売としての実績や経営サイドの肉声みたいなものはまったく書かれていません。
後半はその「通販2.0」を支えるという通販システムの話ですが、端的にいって、ペリーダイレクト2001というASP製品の紹介がメインです。というか、この製品を紹介するために「世界通販」というサイトと題名が選ばれたのではないかと、本書の後半になってようやく気がつきました。私はこの手の本を買うときは、古い情報では役に立たないので奥付で発行年月を確認するのするのですが、本書で「ASPの先進性」が力説されているのを見て、もういちど発行年月を確認せずにはいられませんでした。やはり2007年8月初...
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